ハイブランド愛好者の健康で文化的な生活
ハイブランドに興味が出てくると、服だけではなく自分の生活そのものを見直すようになります。
いい服を着るというのはただ単に高い服を着るだけではなく、生活の質をあげることと結びついているのです。
僕の場合は、ハイブランドを着ることを通して、「趣味の充実」という課題を手に入れました。
これまで読書や映画、音楽鑑賞を趣味としてきましたが、それを今一度見直して、根本から学びなおそうとしています。
これは洋服そのものに興味を持ち始め、自分で積極的に情報を得るようになった経験が基になっています。
それまでほとんど知識のなかった分野(僕の場合はそれがハイブランド/洋服)に興味がでてきた時、体系的に情報を把握し、咀嚼し、理解するといった一連の行動を取ることで、それが他の趣味分野(僕の場合は読書や映画、音楽など)と深い関連性を持っていることに気づくわけです。
ある趣味は別の趣味の体系と深い関わりを持っている。
その事実に気づいただけでもハイブランドと出会った意味は大きいのです。
もちろん、僕の服全般に対する知識が浅く一辺倒なことも理解しています。
だからこそこれから多くのことを学びたいという強い気持ちがでてきます。
僕の印象でしかありませんが、服に詳しい人は本や映画にも詳しい人が多いです。それってやっぱり格好良く見えます。
ハイブランドを愛好するお金と時間を持つ人は、他の趣味分野にも資本を投下しやすいのかもしれません。高い服をただ単に着ることだけで消費しては、「健康で文化的な生活」とはいえません。
全身いい服で決めててもマンガしか読みません、ではちょっと、ね。
僕は日本が好景気に沸いた時には幼すぎて記憶もありません。
80~90年代初頭の文化が好きな僕にとっては惜しいなあとも思いますが、現代のほうが体系的にそれらの時代の情報を得やすいとも考えています。
ネットがあるからこそ、あらゆる情報にアクセスしやすくなったのです。
それはハイブランドの情報に関してもいえます。
なぜならネット環境がなかったら、僕はこんなに安い値段でハイブランド商品を買うことが出来なかったから。
この時代に生まれなかったら服が余って安値で叩き売られる環境には恵まれなかった。
それはハイブランド業界にとっては悲しいことだと十分理解していますが、あくまで僕個人に限ってみれば嬉しいことです。
ユニクロなどのファストファッションが悪いわけではないし、自分も着ますが、それだけではないと気づけたのは大きいのです。
世の中はイオンやマクドナルドだけではなく、多種多様である。それを知っているかどうかで人生そのものが変わると思います。
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