サントーニ(SANTONI)の靴を補強してみた
僕はサントーニの靴が好きで、これまでに5足ほど買っています。
箱のデザインとか靴の保存袋のテイストも好きで、革靴やスニーカーを愛用していました。
僕はある程度使うと売却してしまうので、いま手元に残っているのはブラウンのローファーだけですが、昨年購入し春夏はほんとによく履いていました。ちなみにこのローファーはサイズ7です。革靴などはサイズ7.5を履いております。
そろそろ僕の住む北海道も春が近づきつつあるので、仕舞っていたその靴を引っ張り出して見ると、甲部分の糸紐が切れていることに気づいたので、近くの修理屋に持って行きました。たぶんその糸が切れたのは日本人特有のぼってりとした甲のせいだと思います。
こちらが修復後の様子。
話は変わって、このサントーニの靴はマッケイ製法で作られていてアッパーとソールを直接縫い付けています。
で、縫い付けた紐が靴底に露出していて歩く度に摩耗していくので、ある日その紐が切れてパックリとアッパーとソールが剥がれてしまうこともあるそうです。
せっかくの機会なのでその靴底部分にも補強を加えることにしました。
剥き出しになっていた紐を、靴底にゴムを貼ることにより防御しています。
これでしばらくは安心です。
かかとの部分はまだまだ減りが少ないので、いまのところ交換の必要はありません。
元々の糸紐のちぎれ、ゆるみの修復が1000円くらい。
ビブラムのゴムソールの貼り付けが2000円くらい。
合計3000円程度でサントーニの補強ができました。
4月以降、暖かくなったらこのサントーニの靴とジャケパンスタイルでガンガン出かけようと思います!
続きを読む僕が半年で12キロやせた話。
ファッションを語る上で外せないのがサイズです。
XS、S、M、L、XL、それ以上。
人によって様々ですが、現在170センチ、60キロの僕は基本的にMサイズの範疇に収まっています。
が、少し前まで僕は69キロでした。そして半年ほどで57キロまで痩せて少し戻って今に到ります。
成人付近から58~60キロだった僕は仕事をはじめてから数年で69キロまで太りました。元々丸い顔はさらに丸く、お腹もぷよぷよになってきて靴を履くのも苦労するほど。そして立ちくらみがしてしまうなど体調も悪化していました。
というのも、僕は仕事があまり好きでなく(笑)、ストレスを食事ではらしていたのです。それも凝ったおいしい料理を食べるわけでもなく、糖分や添加物たっぷりの食パンやスナック菓子を摂取することによりお腹を膨らましていました。
もう舌が馬鹿になっていたとしか思えません。
料理も出来ないのでコンビニ弁当やカップヌードルばかりに頼っていました。
それらが体に悪いわけではなく、食事のことをまともに考えない自分の生活態度が不健康な体を作り出しました。
仕事で疲れた体ではジョギングなど運動をする気にもなれず、いよいよヤバイと気づいた僕は退職し、ゆっくりすることにしました。
地元に戻って初日、友達の家にとめてもらいました。
その家に体重計があったので、量ってみるとなんと69キロ!
太ったとは思っていましたがまさか、大学生の頃より10キロほどもプラスされているとは!
僕は塩分と慢性的な寝不足でぷよぷよになってほっぺたをさらにまん丸くして力なく笑うしかありませんでした。
それから、僕が体重改善を兼ねたダイエットを始めたかというと・・・・・・実はそうでもありません。
療養という名目で実家で半年ほどダラダラするだけという自堕落な生活を送りました。
なんたるクズ野郎・・・・・・。
が、そんなお気楽生活を送っているうちに体はスリムになっていきました。ストレスから解放されたのと食生活の改善(といっても普通の質・量の食事をとっただけ)により痩せて健康的になったのです。
具体的にいいますと、太っていた当時、僕はユニクロのチノパンのウエスト76センチ物を愛用していました(安いから)。それでもお腹がきつくてばれないように一番上のボタンを外して履いてたりしていました。それが半年後にはウエスト73センチ物を苦も無く着用できるようになったのです。
痩せたのを実感するのはやはり、サイズがダウンした時ですね。
というわけで、みなさんも太りすぎたな、と感じたら苦しい運動をするより食生活を改善してみると効果があるかもしれませんよ!
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はじめて買ったブランド服はエンポリオ・アルマーニのジーンズ
僕がはじめてブランド品を買ったのが2011年。
バックポケットにはしっかりとイーグルマークが入っていました。
ブランド物を買うようになると、はじめはブランドロゴが入っている物が欲しくなります(笑)。今はなるべくシンプルでどこのブランドかパッとみただけではなるべく分からない物を買うように心がけていますが・・・・・・そのうち一周してあえてロゴがデカデカと入っている物を着るようになるかもしれません。
で、そのアルマーニのジーンズですが、信頼できるネットショップのセールで買いました。僕は太ももが太くてスキニーが履けないので、太めのシルエットでした。
まあ当時はスキニーとかテーパードとかファッション用語をほぼ知らなかったので体型にあえばいいや、という気持ちで購入しました。
そのアルマーニのジーンズは少し固めの生地で作りもしっかりしていました。単純な僕は手にとって「なんか高級そう!」と感動しましたね。
履いて何度も鏡の前でチェックしたりして、はじめてのブランド品に浮かれていました。万札以上の洋服を手に入れた喜び。その質の高さに。
ジーンズなのでガンガン洗って、何度も何度も履きました。
少しずつ色落ちしてきてポケットの縁やすそにダメージが加わるのも面白い体験でした。今まではいちいち自分の服を観察したことはありませんでしたが、はじめてのお気に入り服の変化を楽しんでいました。
その後も何本も様々なジーンズを買いましたが、一番履いたのがそのアルマーニです。
そんな思い出のジーンズは今、僕の元にありません。
退職後に食べるのに困っていた時に売ってしまったのです。
かなり寂しかったですが、これも運命。
いつかまた似たようなジーンズを探し出して履いて履いて履きつぶしたいと思います。
こんな感じのやつです。
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ハイブランドの洋服を着ると男はもてるようになるのか?
僕が高い服を着るのは自己満足なんですが、その副産物として「女性にもてる」効果があるのではないかと常々考えていました。
サイズのあってるかあってないかよく分からないペラペラのジーンズを着るよりはドルガバのスタイリッシュなジーンズを履いているほうが好ましくうつるのではないか。
結論からいうと高い服を着ようが、安い服を着ようが、「モテ/非モテ」にはほとんど関係ありません!
あくまで私の実感なのですが・・・・・・。
むしろ服にこだわるようになってからモテなくなったとさえ感じています。
なんでや!と僕も思いました。
考えられる限りの要因をまとめてみました。
そもそも女性は男の服装に興味がない説
僕は服好きになってから他人の着る服装をチェックするようになったか・・・・・・というとそうでもありません。ファッションを前面に押し出す街角スナップとかコーディネート写真には興味あって見たりするのですが、だいたいの人間はそんなにファッショナブルな服装はしていません(特に男は)。なので周りの人間の服装に興味があるかというとそうでもない人のほうが多いでしょう。
ということは女性も男性の服装なんか見ていないのではないか?
「モテ」を目指すなら、清潔で無難な服を着ていればいいんじゃないかな、と最近思っています。
女性より服に出会いたいと思うようになる説
元々服に興味のなかった人間がドはまりすると服だけに時間やお金を割いてしまう。わかります。自分がそうでしたから。
モテるために服を着ているわけではないので自分が着たい服を着たい。着たい服を着たことによって女性によりモテることはあるかもしれません(物事に前向きになる効果がいいファッションにはあります)が、どうしても自分の興味が服自体に向いてしまっているので女性に積極的にならない→むしろ前よりモテなくなる。
女性より自分の追い求める理想の服の出現を望むようになっています。
いや、そもそも個人の問題なのでは?説
まあ、言いたいことはこれです。
全身ユニクロでも、裸でも、ハイブランドでも、モテる人はモテるし、モテない人はモテない。
モテルる要因は服ではない。
いってしまえば見た目(顔、清潔さなど)も関係ないかもしれません。
結局のところ、本人自身の魅力が見た目以外にある人にとっては、ファッションを磨く必要もないではないでしょうか。
というわけでモテない僕は今日もネットショップをぶらつきます。
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服はネットショップでしか買わない
僕は基本的に洋服を買うときはネットショップを利用します。
たまに町中に出かけてふらっとユニクロに入ってパンツを買う、ということはありますが、9割はネットショッピングです。
ネットショッピングの利点をまとめると・・・・・・
・価格が安い
これは特にハイブランドの商品はそうですね。セレクトショップですとセール商品をのぞいて定価販売ですのでおいそれと買えません。
その点、インターネットを使えば気楽にそれぞれの店の値段を比較することができますし、ZOZOTOWNはよくクーポンを配布してくれます。
・商品数が多い
リアル店舗だとスペースに限りもありますし、シーズンごとに商品を入れ替えないといけないため商品の数には自ずから制限がかかります。ネットショッピングだと商品数は無限! 日本中、いや世界中の服を買うことが出来ます。自分の本当に気に入った服を見つけられます。前のシーズンの商品も発見できる可能性もありますしね。ついつい洋服検索に時間をとられてあっという間に日が暮れていた、なんてこともあります。
・店員が話しかけてこない
これも気にする人が多いと思います。服を探すことに集中したい時は他人の視線や言葉は邪魔なのです。それが有用なものだったらありがたいのですが、私はあなた(店員)の店にお金を落とさないかもしれないですよ、という心理が働いて何だか申し訳ない気持ちになってしまう場合もあります。
ネット文化の発達はめざましいですが、少なくとも現在ではまだパソコン画面から店員が話しかけてくることはありません。
では実際の店舗で買う時の利点は・・・・・・
・試着できる
一番の違いはこれでしょう。ネットショップは返品を受け付けてくれるところも多いですが、面倒くさいのも事実。いくら寸法が書いてあっても、それはあくまでも数字なので実際手にとって着てみるまで、生地感やフィット感は分かりません。
・すぐ手に入れられる
商品が実際に目の前にあれば(取り寄せにならなければ)そのまま持って帰ることが出来ます。試着して気に入ったらそのままの服装で帰路につくことも可能です。ネットで買うと商品の到着まで待たなければなりません。
お金を払うというコストを払えばその場で実物の商品を受け取れる。
ストレスとその解消の快楽が限りなく近い位置にあるということです。
・店員が話しかけてくる
ファッション好きな人にとっては洋服に詳しい店員と会話をしながら服を選ぶことに喜びを見いだすこともあるでしょう。共通の趣味を持つ人を話すのは楽しいことです。また、服に興味が薄い人にとっては店員に相談することによって服選びをスムーズに進められます。そういう方は「他人からの服の評価が不評でなければいい」と思っているでしょうから「洋服の最も近くにいる人=店員」の審美眼に身をゆだねるのが楽といえるかもしれません。コミュニケーション能力が高ければ値切ることも出来るかもしれませんね。
・買ったぞ! という満足感が味わえる
実は自分はこれも重要だと思っています。
実際に服がたくさんある中から検討し、選択し、支払いし、袋に入れてもらって店を出る。
この自分の身体を使う一連の行動そのものが非常に満足感を得られるわけです。
ネットショッピングを繰り返しているといまいちその満足感は味わえません。
買ってしまった・・・・・・という若干の喜びと後悔の交わった気持ちはショップのロゴが書かれた買い物袋を手に提げて歩くことによって高揚感に変化します。
ネットで買うと到着まで大喜びできません。それどころか品物がついた頃には後悔の念のほうがマックスになっている可能性もあります。
というわけで・・・・・・
なぜ僕がネットショッピングにこだわるかというと、さきほど挙げた色々の理由に加えて外に出るのが面倒くさいというのが大きいからです。
実店舗で買う利点を考えるものの、ただたんに根っからの出不精なんです・・・・・・。
いい服を買っても服を着ていく場所がないし機会もない・・・・・・のです。
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服のコレクションを売って2年間食いつないだ話。
そんなわけで、全く服に興味のなかった僕がブランド服にはまり、毎月給料20万を服につぎこんでいたのですが、不摂生がたたったのか病気になって退職することになってしまいました。
それが今から2年くらい前の話です。
しばらく療養のため地元でゆっくりすることにしました。
退職して一番困ったことは「服が買えない」ということです。
毎月服をアホのように買っていたためほとんど貯金はなく、「ご飯を食べる」ことを優先しなければなりませんでした。
これは僕にとってはめちゃくちゃ大変なことでした。
依存症のように買い物していた僕が、一切服を買えなくなったのですから。
ショーウィンドウや、ディスプレイや魅力的なジャケットが、シャツが、パンツがこんなにも並んでいる。
しかし、僕にはお金がない。
ただただそれらを眺めることしかできない。
僕の手の届かない場所でまだ誰にも着られたことのない服たちがキラキラと輝いていました。
さて苦しみはそれだけではありません。
収入がないのでなんとかしてお金を作り出さないといけません。
僕はついに自分がこれまで集めてきた洋服のコレクションを売り払うことにしたのです。
いつか、いつかまた服をたくさん買うことの出来る日々が来ることを願いながら・・・・・・。
ドルガバのジャケットやシャツ、ニールバレット×ヘルノのファーつきのコート、マルジェラのパンツなどなどが僕の元から旅だっていきました。
僕が集めた洋服たちが僕の2年間の食費・療養費となりました。
退職前に病気でいつの間にか69キロまで増えていた僕の体重は仕事を辞めて半年ほどで57キロまで落ちました。
体調も回復し、今では十分元気になりました。
ですが、まだ懐のほうは寒風が吹いたまま・・・・・・。
このブログでは一度全てを手放した僕が再び自分の洋服コレクションを再構築する様子をお届けします。
うまいことお金が入ってこなかったらなかなか戦利品のレビューは出来ないかと思いますが、つれづれなるまま服について語っていきたいと思います。
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僕が服に月20万円使っていた話。
前回は僕がトップスをたった3着しか持っておらず、しかもそのことに何も不満を感じていなかったという話をしました。
しかし、今の僕はドルガバやらディースクエアードやらマルジェラを愛するちょっとした服オタです。
なぜ25歳まで服に興味なかった僕が上記のようなブランド物に目覚めたか。
それは簡単です。
実際着てみたらすごくよかった、から。
高い服には高いなりの理由があることを知りました。
素材、デザイン、ブランドイメージなどなど。
いつも着ているペラペラした服では味わえない幸せがそこにはあったのです。
浅薄ではありますが自分までも高級な人間になった、という勘違い気分も味わえました。
決して安い服を着ている人やファッションセンスのない人を軽蔑しているわけではありません。
僕も10年前まではそうでしたし、服を着る喜びに出会わなければ今でもそうだったでしょう(それにファッションセンスに関していえば僕は別によくなったわけではありませんし)。
しかしながら、ハイブランドの服は高い。
おしゃれをする喜びを味わえば味わうほど、財布の中身がどんどんなくなっていく。
気づけば僕は月20万円以上も洋服に費やしていました。
その頃はぽんぽん服を買ってはすぐに着なくなるというまさに服に目覚めた初心者がやりがちなことをやっていました。
月に一度の給料日。貰ったお金をその日のうちに全て服に替えてしまった時も少なくありませんでした。
そんな時、僕は自分のコレクションを全て失うことになるのです。
つづく
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