僕が服に月20万円使っていた話。
前回は僕がトップスをたった3着しか持っておらず、しかもそのことに何も不満を感じていなかったという話をしました。
しかし、今の僕はドルガバやらディースクエアードやらマルジェラを愛するちょっとした服オタです。
なぜ25歳まで服に興味なかった僕が上記のようなブランド物に目覚めたか。
それは簡単です。
実際着てみたらすごくよかった、から。
高い服には高いなりの理由があることを知りました。
素材、デザイン、ブランドイメージなどなど。
いつも着ているペラペラした服では味わえない幸せがそこにはあったのです。
浅薄ではありますが自分までも高級な人間になった、という勘違い気分も味わえました。
決して安い服を着ている人やファッションセンスのない人を軽蔑しているわけではありません。
僕も10年前まではそうでしたし、服を着る喜びに出会わなければ今でもそうだったでしょう(それにファッションセンスに関していえば僕は別によくなったわけではありませんし)。
しかしながら、ハイブランドの服は高い。
おしゃれをする喜びを味わえば味わうほど、財布の中身がどんどんなくなっていく。
気づけば僕は月20万円以上も洋服に費やしていました。
その頃はぽんぽん服を買ってはすぐに着なくなるというまさに服に目覚めた初心者がやりがちなことをやっていました。
月に一度の給料日。貰ったお金をその日のうちに全て服に替えてしまった時も少なくありませんでした。
そんな時、僕は自分のコレクションを全て失うことになるのです。
つづく