服のコレクションを売って2年間食いつないだ話。
そんなわけで、全く服に興味のなかった僕がブランド服にはまり、毎月給料20万を服につぎこんでいたのですが、不摂生がたたったのか病気になって退職することになってしまいました。
それが今から2年くらい前の話です。
しばらく療養のため地元でゆっくりすることにしました。
退職して一番困ったことは「服が買えない」ということです。
毎月服をアホのように買っていたためほとんど貯金はなく、「ご飯を食べる」ことを優先しなければなりませんでした。
これは僕にとってはめちゃくちゃ大変なことでした。
依存症のように買い物していた僕が、一切服を買えなくなったのですから。
ショーウィンドウや、ディスプレイや魅力的なジャケットが、シャツが、パンツがこんなにも並んでいる。
しかし、僕にはお金がない。
ただただそれらを眺めることしかできない。
僕の手の届かない場所でまだ誰にも着られたことのない服たちがキラキラと輝いていました。
さて苦しみはそれだけではありません。
収入がないのでなんとかしてお金を作り出さないといけません。
僕はついに自分がこれまで集めてきた洋服のコレクションを売り払うことにしたのです。
いつか、いつかまた服をたくさん買うことの出来る日々が来ることを願いながら・・・・・・。
ドルガバのジャケットやシャツ、ニールバレット×ヘルノのファーつきのコート、マルジェラのパンツなどなどが僕の元から旅だっていきました。
僕が集めた洋服たちが僕の2年間の食費・療養費となりました。
退職前に病気でいつの間にか69キロまで増えていた僕の体重は仕事を辞めて半年ほどで57キロまで落ちました。
体調も回復し、今では十分元気になりました。
ですが、まだ懐のほうは寒風が吹いたまま・・・・・・。
このブログでは一度全てを手放した僕が再び自分の洋服コレクションを再構築する様子をお届けします。
うまいことお金が入ってこなかったらなかなか戦利品のレビューは出来ないかと思いますが、つれづれなるまま服について語っていきたいと思います。